FX入門!!基本

全ての手法に通ずる基本について記しているページです。個々の手法をご覧になる前に必ずご一読ください。


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米国・欧州の夏時間冬時間

FXをする上で絶対に知っておかなければならない概念の筆頭格がこの夏時間・冬時間である。
指標発表の時間を把握する上で、もはや必須と言えよう。
後は、絶対と言う程ではないが、
米国や欧州の主要国の祝日についても余裕があれば知っておいた方が良い。
祝日は相場に与える影響が殆ど無く、
その国の通貨に係る相場そのものがほぼ動かなくなる為だ。
特にスキャル系のデイトレードの手法を実行しようとする場合は、
米国祝日の日はトレードそのものをしない事を推奨する。


連邦法で定められた米国祝日一覧
・1月1日(元旦)、
・1月第3月曜日(マーチン・ルーサー・キング誕生日)
・2月第3月曜日(ワシントン誕生日)
・5月最終月曜日(メモリアル・デー)
・7月4日(独立記念日)
・9月第1月曜日(レイバー・デー)
・10月第2月曜日(コロンブス・デー)
・11月11日(ベテランズ・デー)
・11月第4木曜日(サンクスギビング・デー)
・12月25日(クリスマス)


米国夏時間=3月第2日曜日〜11月第1日曜日
米国冬時間=上記以外


欧州夏時間=3月最終日曜日〜10月最終日曜日
欧州冬時間=上記以外


米国と欧州とで微妙に時期がズレるので注意が必要。

東京タイム・ロンドンタイム・NYタイム

・東京証券取引所(前場=9:00〜11:00、後場=12:30〜15:00)
・ロンドン証券取引所(欧州夏時間16:00〜24:30、欧州冬時間17:00〜1:30)
・ニューヨーク証券取引所(米国夏時間22:30〜5:00、米国冬時間23:30〜6:00)
上記の時間内において当サイトでは
それぞれ『東京タイム』、『ロンドンタイム』、『NYタイム』と呼称する。
但し、円相場が為替に与える影響は微々たるものなので
東京タイムに至っては余裕があれば意識する程度で構わない。

ニューヨークオプションカット

(米国夏時間23:00、米国冬時間24:00)
ニューヨークオプションカットとは、
ニューヨーク市場における通貨オプション権利行使期限の締切を意味する。
(別名、カットオフないしカットオフタイムとも言う)
通貨オプションとは、
特定通貨を行使期限内に限り特定の値段で買うもしくは売る権利、
ないしその金融商品を取引する事を言う。
特にニューヨーク市場においてはその類のオプション取引の規模が巨大であり、
締切(=カットオフタイム)が近付くと、
大手銀行やヘッジファンドなどの大口の機関投資家らによる思惑により、
為替相場全体に大きく影響を与える場合がある。

ロンドンフィキシング

(欧州夏時間24:00、欧州冬時間1:00)
ロンドンフィキシングとは、
ロンドン市場において金(ゴールド)のスポット価格を決定する事を意味する。
金は通常、米ドルで決済される為、
それによって米ドルの需給によって
為替相場全体に大きく影響を与える場合がある。

ボラティリティの大きさと指標について

短期指標系の手法を用いる時などは
特にボラティリティの大きさについて事前に把握しておく必要がある。
ボラティリティとは値幅の大きさの事を意味し、
ある一定の期間内において上下にどのくらいの値動きをするのかを
用いる手法によってはある程度把握しておく必要性が生ずる事がある。
基本的には大きな指標の直前などはボラティリティが小さく、
殆ど値動きする事がないような時間がある程度続き、
そしてその指標が発表された直後を最大として値が大きく動くという事が多い。
指標とボラティリティの関係については
長期的なものと短期的なものとに大別される。


FOMC政策金利

正確には『米FOMC政策金利発表』と言う。
長期的な視野に基づくボラティリティを把握する時に最も重要視すべき指標であり、
FXでトレードする際に最も重要な指標であると位置付けるべき指標である。
相場と言うものはありとあらゆる要素が原因となって
それらが複雑に絡み合っての上で形成されていくものだが、
最も大きな影響を与える要因がこの指標であると思われ、
単純にこの指標に近付くにしたがってボラティリティは徐々に小さくなっていき、
指標直前で最少となり、
指標直後を最大としてボラティリティが大きくなる傾向にあると考えてほぼ間違いはない。
この指標は約6週間に一度の割合で発表される指標であり、
チャートは日足をベースとしてこの指標と照らし合わせる事を推奨する。


米雇用統計

正確には『米非農業部門雇用者数』と言う。
毎月第1金曜日(米国夏時間21:30、米国冬時間22:30)に発表される指標である。
短期的な視野に基づいて考えれば
他のあらゆる指標に比して最もボラティリティに影響を与える指標であり、
1分足チャートで見た場合などで分かる通り、
他の指標と同じように指標発表に近付くにつれてボラティリティは小さくなり、
指標発表直前でほぼ値動きが無い状態となり、
指標発表直後を最大としてボラティリティが大きくなるような値動きをする事が多い。
この指標を元にボラティリティを把握する場合は
チャートは1分足や5分足などの比較的短い足をベースとして照らし合わせる事を推奨する。
但し、この指標もFOMC政策金利の直前に控えた日などでは
殆どボラティリティが発生しない事もあるので注意が必要である。

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